ボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」が海南ボアオで成功に開催された
2023-04-10 18:26
来源:中国文化人物
2023年3月28日~31日、ボアオアジアフォーラム2023年年次総会は海南ボアオで開催された。50以上の国・地域の政界、財界、シンクタンクの学者代表約2000人が参加した。
中国文化人物編集長 王保勝/撮影報道
3月30日、ボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」は海南ボアオで開催された。
国連女性国際フォーラム元主席である侶海林は司会し、総括発言をした
ボアオアジアフォーラム理事長夫人の柳淳澤はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
元老会主席、元アイルランド大統領、元国連人権高等弁務官のメアリー·ロビンソンはボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
UNICEF副執行主任カリン·ハーショフはボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
世界知的所有権機関副幹事長の王彬穎はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
美克生エネルギーの創始者兼董事長である魏瓊はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
駐中国ノルウェー大使の白思娜はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
全国人大代表、全国人大財政経済委员会委員、商務部電子商取引・情報化司司長の騫芳莉はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
国際経済戦略研究院院長の彭丹はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
銀盛泰初禾慈善基金会理事会理事長の任奕霏はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
科大訊飛の高級副総裁の杜蘭はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
デロイト中国主席の蒋穎はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
金光紙業(中国)投資有限公司副総裁の翟京麗はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
オリンピック芸術大使、彫刻家の黄剣はボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」で発言した
国連女性国際フォーラム元主席の侶海林、及びボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」に出席した代表の記念写真
(中国文化人物編集長 王保勝)3月30日、ボアオアジアフォーラム2023年年次総会「女性円卓会議」は海南ボアオで開催された。会議のテーマは、「不確実な世界と女性リーダーシップ」である。ボアオアジアフォーラム理事長夫人の柳淳澤、元老会主席、元アイルランド大統領、元国連人権高等弁務官のメアリー·ロビンソン、UNICEF副執行主任のカリン·ハーショフ、世界知的所有権機関副幹事長の王彬穎、美克生エネルギーの創始者兼董事長である魏瓊、駐中国ノルウェー大使の白思娜、全国人大代表、全国人大財政経済委員会委員、商務部電子商取引・情報化司司長の騫芳莉、国際経済戦略研究院院長の彭丹、銀盛泰初禾慈善基金会理事会理事長の任奕霏、科大訊飛高級副総裁の杜蘭、デロイト中国主席の蒋穎、金光紙業(中国)投資有限公司副総裁の翟京麗、オリンピック芸術大使、彫刻家の黄剣など、国際機関の代表、外交使節、及び体育界、学術界、芸術界、企業界の合計14人の傑出女性代表は相次いで発言した。国連女性国際フォーラム元主席の侶海林は、司会し、総括発言をした。
侶海林は、来賓たちの観点を賛成し、外交活動に女性の特質を発揮するストーリーを共有した。侶海林は次のように述べた:円卓会議は、有限な時間に多くの深刻な問題を検討し、深く考えさせ、女性の議題の考えを拡大し、より多くの女性が意識を向上させ、成果を上げ、良い時代を無駄にしないように役立つ。社会発展における女性特質の価値について、侶海林は次のように述べた:女性の包摂性と粘り強さは、組織機構の効率的運営、社会経済の継続的発展に対して大きな役割を果たす。中国文化は昔から陰陽概念と和合文化を推賞し、「包摂、平和、融合が、男と女、中国と外国、自身と他人の関係処理の優秀な知恵である」と考える。女性発展に直面する様々な苦境について、侶海林は励ました:一人でくよくよする弱者の心理がだめであり、純粋な理想主義を期待する心理が現実的ではない。すっきりした頭と自信に満ちた姿勢を保ち、時機を判断し情勢を推し量り、積極的に進取する場合にのみ、不敗の地にあり、「人が君子のように、全世界を背負って立つ」ようになる。
ボアオアジアフォーラム理事長夫人の柳淳澤は、円卓会議に参加する来賓を心から歓迎した。柳淳澤は「三年間のコロナ禍が世界と人民に多くの困難をもたらした。来賓たちは障害を取り除き、順調に集まり、有意義な会議を開いた。これは喜ばしいことである。心から今回の円卓会議と来賓に祝福を差し上げる」と述べた。
元老会主席、元アイルランド大統領、元国連人権高等弁務官のメアリー·ロビンソンは次のように述べた:世界は3つの生存危機に直面している:気候変化と生物多様性危機、核危機及びコロナ禍の危機。現在、女性と女の子に関する暴力の対応及び教育分野では、多くの優秀な女性リーダーが現れたが、気候変化などの重大危機対応分野では、女性リーダーがいない。メアリー·ロビンソンは、各分野、各階層の女性が気候変化などの問題を最も重視し、積極的に女性の声を表すことを呼び掛けた。コミュニティ、家庭問題について、女性はいつも勇敢に立ち向かい、重要な役割を果たす。今、グローバル危機では、女性リーダーと女性の力も必要である。芸術家、企業家、科学者は、気候変化などの大きな議題にフォーカスし、女性のリーダーシップを発揮する必要がある。
UNICEF副執行主任のカリン·ハーショフは次のように述べた:リーダーシップの構成要素は、信頼、ビジョン、先見性、理解、責任、粘り強さ、ヒアリングと、ミュニケーション、リスク負担を含む。男性や女性に関わらず、これらはリーダーの必要不可欠な特徴である。女性にとって、リーダーになるのはより難しい。女性が出産責任を負うからである。女性の特有の社会責任だからこそ、女性の発展は社会にとって極めて重要である。小さい頃から退学し、コロナ禍により中退した子供、特に女の子は、デジタル時代の新しいスキル、コミュニケーションスキル、就業スキルを学ぶ機会がないだけでなく、基本的な生存スキルを取得することも難しい。カリン·ハーショフは、次世代の若い女性及び退学した子供に対してより多くの関心を持つように来賓に呼び掛けた。カリン·ハーショフは、「我々が工具と教育を持ち、達成したい全ての目標を達成できる。また、我々は次世代女性の手本になり、灯台になり、道を照らし、困難を克服し、夢を叶うようにすることができる」と述べた。
世界知的所有権機関副幹事長の王彬穎は次のように述べた:自身が従事している知的財産権保護は、様々な工具と資源を提供し、女性がアイデアを保護し、イノベーションを保護し、自身の労働から受益できるようにした。4月26日は世界知的財産権の日であり、2023年のテーマは女性である。知的財産権の分野では、女性は大きな貢献をして、重要な役割を果たした。不確実性の世界では、女性は性別議題、暴力問題、及び教育や機会の不平等など、様々なチャレンジに直面しているが、経済の急速な発展は新たな技術とビジネスモデルをもたらした。ブロックチェーン、AI、及び他のデジタル技術は、女性の発展空間を広げた。王彬穎は「自分は、国際機関で働く唯一の女性ではない。将来、女性は成し遂げる機会が多い。女性自身の力および独立した地位を意識すべきだ。自身が世界の未来を再構築できると信じる」と励ました。
美克生エネルギー創始者兼董事長の魏瓊は次のように述べた:女性の蘇りは、女性のリーダーシップの最も重要な基礎である。女性は、自身の直面している独特なチャレンジをはっきり認識し、時代で女性に与えられたチャンスを十分に洞察・感知する必要がある。女性は、感知力、洞察力と実感力において、独特な天賦を持ち、多元化のチームに独特なリーダーシップを発揮する。女性リーダーシップの絶対的優位性は独特な女性特質に基づく。自身より優秀な者を指導する場合にのみ、チームは将来を持つ。魏瓊は、女性の蘇りの重要性を強調し、すべての女性が他人の期待を乗り越え、自身のあり方で過ごすことを励ました。
駐中国ノルウェー大使の白思娜は次のように述べた:女性は家庭で価値を作り出すだけでなく、社会で大きな価値を作り出すことができる。より多くの女性が仕事に参加し、国のために財産を作り、税収を増やすようにするべきだ。そのため、政府は、自由選択の機会を得て、家庭と仕事のバランスを取るように女性を支援する必要がある。例えば、若い女性が妊娠・出産期間に十分な支援を得るように措置を制定する;幼児教育施設、負担可能の不動産価格、多元化の家庭権利などの議題において、できるだけ公平を実現する。そうすると、生育率の低下を更に防ぐことができる。白思娜は、教育システムが未来経済に基づいて変革し、職業教育を強化し、技術者、電気工、エンジニア、配管者などの職種が適切な給料をもらうだけでなく、良い作業環境を持つことを確保する必要がある。また、職業選択で性別の差別視を避ける。白思娜は、「女性は、従事したい仕事をして、理想の業界に入ることができる。社会は、女性の自由な仕事選択を支援すべきだ」と強調した。
全国人大代表、全国人大財政経済委員会委員、商務部電子商務・情報化司司長の騫芳莉は、デジタル変革トレンドにおける女性の力への考え方を共有した。騫芳莉は、「デジタル経済と女性事業の融合は、女性に新たなチャンスをもたらし、女性リーダーシップがより多くの組織に現れるようにした。例えば、流行っている「お母さんが商品の販売促進に果たす」により、より多く女性は家庭の世話をすると同時に、収入を増加し、家庭と社会の認可・尊重を受けた。デジタル経済を通じて女性の発展空間を広げるトレンドは、中国で発生するだけでなく、国際交流を通じて発展途上国の女性に役立つ。例えば、ルワンダの女の子カルヴィンは、中国でデジタル化創業プロジェクトを学んだ後、自国に戻って、ルワンダ初のオンラインファッションブランドを設立し、中国の越境ECプラットホームを通じて製品を世界各地に販売した。デジタル経済の発展に伴い、女性は重要な役割を果たす。女性リーダーシップの成長空間がより広くなる」と述べた。
国際経済戦略研究院院長の彭丹は、「女性リーダーシップの発展および女性地位の改善に伴って、女性は国際ステージの民間外交でますます重要な役割を果たす。女性の特有の優しさと親近感などの特徴により、女性は、信頼の促進、矛盾の解消、国のイメージの向上などにおいて、男性より高い優位性を持つ。女性のフレキシブルなコミュニケーションは、柔をもって剛を制し、笑いと喜びを通じて、緊張問題と関係を解決する」と述べた。彭丹は、「女性リーダーシップがグローバル事務で役割を果たす」ストーリーを共有した。一つは、国連の孝道委員会設立を促進し、毎年9月19日を世界孝道節として定め、世界範囲内に中華文化を宣伝・普及する。もう一つは、ホンジュラス大統領と向かい合って交流し、中国とホンジュラスの国交樹立に民間外交の力を貢献した。
銀盛泰初禾慈善基金会理事会理事長の任奕霏は、「私のチームメンバーは全て女性である。年齢差が大きいが、女性特質により、チームメンバーはそれぞれの優位性を活かし、より良く勤務する。学生や障害者への援助の慈善事業では、任奕霏は、「男性リーダーの慈善事業に比べて、慈善事業に従事する女性チームは更に子供の心身健康に関心を持つ」と気づいた。任奕霏は「男性リーダーの民間組織は更に子供の衣食問題に関心を持つ。女性は、子供が事件を経た後の精神状態と心身健康に関心を持つ。心身健康と衣食問題は慈善事業で同じ重要な議題であり、子供の未来および社会の発展に関わる」と述べた。任奕霏は、「より多く女性が慈善公益事業に参加し、女性の優位性を活かし、慈善公益に力を貢献する」と呼び掛けた。
科大訊飛高級副総裁の杜蘭は、「AI時代では、女性は参加者と第一受益者である。OpenAIの首席技術官は女性である。彼女はChatGPTを実験室から実用化し、公衆に提供し、この技術が世界で受け入れられるようにした」と述べた。杜蘭は、「機器で合成する音声の90%は女性である。女性がより強い共感と審美能力を持っているので、女性の声は幅広くHMIに使用されている。将来、AIの発展は、女性に導かれ、人と機器の関係の信頼性を向上させ、社会に進歩の力をもたらす」と述べた。杜蘭は、マラソン参加および書籍翻訳後の感想を共有した:一、潜在力が無限で、基礎に関わらず無限上昇の空間を持っている;二、現在に立脚し、チャレンジに直面し、すべてのタイミングを体験する;三、心身をリラックスさせ、運動を通じて情緒を緩和する;四、企業家精神を持って、強い熱愛と堅持により目標を達成する。
デロイト中国主席の蒋穎は次のように述べた:自身の機構には、40%が女性であり、経営陣での女性割合がより高い。経験によると、不確実な世界では、国際機構や企業チームに関わらず、多元、平等、包摂的な組織文化は確実性の源である。女性は、独特な能力を持っているので、デジタル時代でより大きな役割を果たす。人の固有のIQとEQ以外に、女性は、愛の指数、美の指数、融の指数を持っている。これにより、女性の発展空間はデジタル時代で大きくなる。蒋穎は、来場の女性たちに「自信がセクシーである」と励ました。
金光紙業(中国)投資有限公司副総裁の翟京麗は、「性別によって考え方が異なるので、男性と女性のリーダーシップが異なる。女性は、団体、潜在的関係、およびメンバー間のニーズ協調に関心を持つので、力を合わせるリーダーシップを求め、全体目標の達成を更に重視する。そのため、女性リーダーの求心力と魅力が高い」と述べた。翟京麗は、自身の経験により次のように述べた:企業のデジタル変革と管理の過程で、女性はフレキシブル管理に上手で、代替できない優位性を持っている。女性リーダーは、細やかで優しく、他人の性格特徴に感情移入し、コミュニケーションに役立ち、平等、尊重、包摂を重視する。このリーダーシップは、取引成立に役立ち、取引コストと管理コストを削減し、取引リスクを低減する。デジタル経済が女性にもっと多くの就業機会を提供したが、影響力がまだ限られている。翟京麗は「デジタル化プロセスでの性別の差別視を解消し、女性向けのよりフレンドリーな業界生態を確立する」と提案した。翟京麗は、「女性リーダーは、新時代に台頭するビジネス力として、間違いなく企業管理で活躍する」と強調した。
オリンピック芸術大使、彫刻家の黄剣は、「女性芸術家として芸術を通じて友情と平和を伝える」ストーリーを紹介した。黄剣は、現場で作品アルバムを展示し(特にオリンピック文化のために作った20年以上の成果)、「芸術家として、ボーダレスの言語である芸術を通じて、人類の平和と友情に力を貢献することは光栄である」と述べた。
(編集:張彦、劉升)